散り間際

harikona2006-05-16

満開絶頂。地元の桜。


休日は花見客でいっぱいだし、
日中は観光客で溢れかえっているので、
仕事帰り、日没寸前の桜の名所に行って参りました。
かなり異質な格好でしたが(苦笑)


丁度良い頃合でした。
桜の絨毯。桜の天井。
暮れ行く空は、淡い桜色で。
ただ、ぼんやり散歩してきた。
不思議な空間だった。
何もかもが美しく、何かしら熱に浮かされたような、
それでいて、どこか儚く消えてしまいそうな。
刹那的で、悲しく、暖かい。
空間を桜が埋め尽くしているだけで、
非現実的な、ちょっと浮いた感覚があるのが、とても面白くて。
そういえば、この公園に足を踏み入れたのも、随分久しぶりだった。
BGMはフジ「桜の季節」で。ベタ。
でも恐ろしいほどハマって、ぞわぞわした。
このね、ぞわぞわ感がね・・・。いや、もう、結果で見せてくれって感じで。


桜の下には、死体が埋まって居るんだよ。
だから桜は、その血を吸って、薄紅色をして居るんだ。


努力ってなんだろう。
他人の言いなりになること?主張を押し通すこと?
他人の為に生きようとすること?
自分と家族のために生きること?
選択肢は少なく、余地は意外と無い。
器用にやり過ごす事ができればな。
考えすぎなのか。