いかに過酷だろうと

聞くものを選ばず、感性を無視してでも、
当り前、が当り前のように伝わっていくのは、
相当エネルギーと覚悟が必要なのだと思う。
身を削ることは、奇を衒うより、はるかに消耗するだろう。
意識的、無意識的を問わず。
それを一過性のもではなく、普遍のものとして残していくことは。


ようやく。
レミオロメンのワンマンです。
生で見るのは2年ぶり。新潟のイベント以来。
エーテル」発売時の前回ワンマンツアーは、日程が合いませんで(泣)
あれよあれよという間に、お茶の間クラスになったレミオ。
なるべくして、なった、というか。
なっちゃうんだろうなあ、という佇まいだったからね。
曲が、行きた行きたいって・・・そうだな、
「モラトリアム」の時から言ってるように聞こえてたのに、
もう一つ突き抜けていけなかった感があって。
それが・・・「粉雪」ですよ。
すごい、わだかまりが吹っ切れた曲で。
藤巻君が、ようやく、上がっていくということを受け入れた、ということなんかな。
と思いまして。


ライブをね、大切にしてくれれば、それでいいけども。
できれば「昭和」「僕らは」「永遠と一瞬」が聞きたい。
・・・かなりムリっぽいか?(苦笑)
やっぱ、陰と陽の、陰の部分を担ってる楽曲に惹かれてしまうのよね。
あとね、彼の命名のセンス。
あの歌詞に「フェスタ」、「蒼の時代」ですよ?
鋭敏なセンサーみたい。どこにひっかかってんだ?と、いつも思わされます。


ま、「雨上がり」、「春景色」と「粉雪」聞ければいいや。今の藤巻君の声で。
それに色を添える、色気のある前田君のベースと。
しっかり支えて、華やかに見せるオサ君のドラムと。


負けないで欲しいな。世論とシステムに。
あがっちまったもんの、宿命に。
もんのすごく、過酷だろうけども。