THE BOOM「Field of songs」ラーメンズ「Golden Balls Live」

harikona2005-09-05


先週末、札幌にてラーメンズとTHE BOOMを見てきました。
写真はそのBOOMのライブ会場、札幌モエレ沼公園


ラーメンズは・・・、
初大人数コント、ということもあったのだけど、
いつもと全然違う感触のネタばかりで、
不思議な感じがしました。
いやー、もちろん、というか、当り前に爆笑してましたけど。
映像作品は机上の空論しか見てないし、
あとは純粋に二人コントとKKプロデュースしか見てないので、
すごく新鮮でした。
でもちょっと、力技な感じがしなくもなく。
人数が多いと必然的に情報量も多くなるので、
その情報とかイキオイとかで押されてる感が。
個人的には、前回の「桶屋が儲かる」とか前々回の「Q&A」とかのような
言葉遊び的なものが好きなので、
会話の量とか視覚的なもので押されると、ちょっと・・・。
綾波ネタとか、コバケンの女装とか(苦笑)←好きなんかね?
結構ずるいなーってとこもありつつ。
コント見たというよりは、
KKプロデュースのショートショートを見てるって感じの方が合ってるかも。
間に映像挟まったり、音楽を大御所が手がけてたりと、
初尽くしな感じでしたね。
役者さん、久ヶ沢さん以外は知らない方ばかりで・・・。
でも皆とてもいい感じにコバケン色になってました。
就職浪人〜家族コントが一番好きかなー。
おかあさんかよ!がツボ。
こんなストレートなつっこみもめずらしいよね。ラーメンズでは。


BOOM in 札幌モエレ沼公園
もーーーのすごく気持ちよかった!!
広い!青い!緑い!
そしてとってもあったかい。
宮沢さんの、BOOMの楽曲の包容力は、
あの広大な大地すら、
秋の雲がたなびく青空までも、包んでしまうようでした。
あのねえ!「白いハマナス」をね!歌ってくれたんだよ!
ミヤが弾き語りで!
こらえないと大泣きしそうだったので、
ずーっと唇噛み締めてたよ。
・・・いつか、いつか、
ミヤに見えている、ハマナスのようになりたい。


打率二割な(本人自己申告・笑)ミヤのおもろMCや、
大サービスで歌ってくれた千春やらさだまさしやら(苦笑)
相変わらずおもちゃにされるとっちーや、
あったかい笑顔な山ちゃんや、いつもかっこいいタカシくん。
そして、素敵なメンバーの皆さん。
それに、思い思いに楽しんでるお客。
家族連れ(ちっさい子がいっぱいいて、みんな楽しそうに踊ってたのがうれしかった)や
カップルや、シートに横になってビール飲んでるおじさんや(苦笑)
あたしみたいに一人で来てる人や。
みんなが楽しく、同じ時間を共有できている幸せ。
RSRみたいな、イキオイというか、
熱に浮かされてるような盛り上がりとはちょっと違う、
BOOMならではの野外フェス。
こじんまりしていて、とてもあたたかくて。
いい、ライブだったなあ。


60年という節目。
沖縄と深く関わったBOOMだからこそ、祈れる言葉。
16年。
たくさんの風景を見てきたからこそ、奏でる事のできる音。
そして、
あの頃と変わらず、歌い続けることの出来る歌。
BOOMは、常に変化しつつも、いつも変わらず、
そこにいてくれる。
この人たちと、あたしは16年、歩いてこれたんだな。


釣りに行こう、二人のハーモニー、星のラブレター
真夏の奇蹟、ブランカ、tokyo love、Any time. any day、
と大好きな曲オンパレード!!きゃー!!
やっぱりBOOMはロックバンドなんだということを
改めて認識されられた、最近あまりやってなかった、
Black guitar 、Shoot me down。
タカシくんが、マジかっこよかった。
そして、とっても不思議なドラミングの素敵な新曲。
辛いことや、悲しいことや、うれしいことや、たのしいこと。
願望、欲望、希望、絶望。
BOOMの曲にはたくさんの思いがこもっているけど、
どの曲にも共通して流れているのは、
・・・・愛。
全部を包み込んでしまえるくらいの大きな愛。
皆が、この空気を感じ取ることができるならば、
祈りは、通じるのではないだろうか。


写真の、ステージの後ろ(大分距離離れているのですが)のピラミッドを
やたら気にしていたミヤ。
ミスしたら、あのピラミッドまでダッシュね。
と意地悪発言をしていたのだが、
自分が登りたかったそうで、
しまいには、曲の途中なのに、本当に登りに行ってしまいました(笑)
すごい体力。


ホールもライブハウスも、それぞれに楽しいけれど、
BOOMは、野外で見ることを、ものすごくオススメします