スネオヘアー「まんざらでもない」

2005/3/12 @青森クウォーター


まず最初っからあやまっておきます(苦笑)
前回ほどのくわしいリポは無理です!!(泣)
3回も行ったってこともあるし(苦笑)(各会場まったく違う趣だったし)
・・・・渋公以上に衝撃がねー・・・デカかったんですわ。
自分の精神状態が、完全に落ちてたもんですから、
スネオさんの持ってる‘陰‘にばかり反応しちまいましてね。
‘陽‘の気で上がれればよかったんだけど(もちろん現場では上がりまくりでしたが)
逆にスネオさんのその‘陽‘の気に、完全に当てられた、というか。
正直、「焦った」というのが正しいかもなー。
こんなとこで燻っている己に対する焦り。
彼の人は、あんなにも前を向いているというのに。
それを目の当たりにした衝撃というか、
そんなことを思っていた自分への驚きというか。
ホントにもう、がっちりハンマーで殴られたくらいの衝撃がありました。
そう、スネオさんの生き様を見せ付けられて、
それに立ち向かうだけの中身、己の生き様がスカスカだったことに、
愕然としてしまって。
いっぱい投げかけられて、いっぱい受け取ったのに、
それに答える術が、なんにもない。
受け止めたものを返せるだけの中身がない。
見ないようにしていたその事実が、もんのすごいショックで。
ツアーが終わった直後から一ヶ月近く、近年稀に見る落ち方をしました。
そのブランクもあって、記憶が曖昧なんですわ。
なので、探り探りで、綴っていきたいと思います。
それだけの衝撃を、伝えられるかどうかは、疑問ですけど。


さて。青森当日へ、記憶を戻しましょう。


もうね、テンションが異常でしたね(笑)
みちづれがいたっつうことも多分に影響していますが、
(過去3回、スネオさんのライブは一人だったもんで・・・)
アルバム「フォーク」と、あの渋公を経て、
スネオヘアーがどんな温度でステージに上がってくるのか。
しかも初の会場、それが熱い青森とくりゃあ期待せずにもいられないっつー感じで。
壊れる気満々でした(笑)

当日は気温は氷点下、
みぞれまじりというスタンデイングの会場的にはサイアクなコンデイションで(苦笑)
やってくれるぜ雨男。シカオちゃん以上ですわ(笑)
気合の入ってるコは開場までかなり辛い思いをしたことでしょう。
まあ、上記に同じって感じなワタクシ達でしたがね(笑)

開場30分前くらいに物販やってないかなーなんて様子見に行ったら、
10代くらいの女の子達が数名いるのみで随分寂しい感じがしたのですが、
(しかも物販やってなかった(泣))
その子達に「スネオさんにあげたくて、寄せ書きしてるんですケド参加しませんか?」
というお誘いを受けたが、丁重にお断りする。
いやー、スネオさんのファンで、こういうノリを持ってる子もいるんだなーと新鮮な驚きがありました。
というか、そういう捉え方もアリな存在なんだな、と。
ご本人が意図的に、捕らえどころが無い感じで居るので、
多面体でいるスネオヘアーの中の一部には、そういう見え方をするところがあるんだなあ、と。
面白いねえ。
同じくスネオさんが好きだという人の中でも、持ってるイメージが全然違うんだな。
でもきっと、曲を聴いてココロに残ることは、皆ある程度同じ方向を向いてるんだろう。

いつもスネオさんのライブに行くと感じることなんだが、
年齢も性別も、見た目も温度も、本当に千差万別なんだよね、スネオさんのファンって。
だからといって、万人に受け入れられる存在だ、ということでは決してないと思いますが(失礼!)
時代に関係なく、人間が抱えてる「業」という奴を同じ角度で感じ、伺うことができる。
そういう人って意外に多いんだな、なんてうれしくなってしまうのです。


話がそれました。
青森クウォーター、キャパ約300。ちっさいっす!
ロッカーは中に少しある程度ですが、入る前に外で預かってくれます。
前回はスカパラで、番号が遅くて一番後ろのPA卓に寄りかかるようにしていたのですが、
それでも近かった。ステージを高めに作っているので、後ろでも見易いんですね。
今回は50番代で3列目くらい。ちょっとヒロくん(上手)寄り。
前に居ると首が辛いけど(苦笑)
ステージと客席の間がほとんど無くて、スネオさん用のマイクまで1メートルも無い。
うわー、こんな近いの初めてだあ・・・。


BGMでロックな洋楽がかかっていましたが、誰なのかは勉強不足でわかりません(泣)
その後、スネオさん作「まんざら」SEがかかり、会場の湿度が一気に上がる。
これがものすごい上がりよう!
これからヒロトハイロウズ)でも出てくるんじゃねえかってくらいな(笑)。すごいね、青森。
そしてようやく、メンバーとともにスネオさん登場!
白FORKTシャツ、黒のジーパン、緑のスニーカー。
メンバーの衣装は・・・すいません覚えてません・・・。
少し緊張気味な面持ちですが、両腕を上げ、会場の声に答えます。
出てきただけで、ものすごい圧が会場後方からかかる(笑)
熱いわあ、今日のお客は。いいねぇ!・・・たのしうれし☆
お客を見渡し、何故か「ふふっ」と笑うスネオさん。
・・・その笑いはうれし笑いととっていいんですかね?


<セットリスト>
1.コミュニケーション
2.ストライク
3.アイボリー
MC
4.LIST
5.会話
6.夢の続きのようなもの
7.自我像 
MC
8.Over the river
9.フィルター
10.現在位置
MC
11.フォーク
12.くだらない言葉、はしゃぎすぎた場所
MC
13.ヒコウ 
14.ウグイス
15.ピント 
16.セイコウトウテイ
EN
17.訳も知らないで
MC
ワルツ(ちょこっと)
18.カップルズ
MC
19.テノヒラ


1.コミュニケーション
うっわああー!これですかあ!びっくりしたあ・・・(苦笑)
皆同じ事を感じたのか、なんとも言えないどよめきが(笑)
この曲、スネオさんの中で「くどき系」なのかな、と勝手に思っていたので、しょっぱにくるなんて・・・。
でも、♪誰にもわかるわけないよ/心の中の中は/だからこそ真っ直ぐに伝えよう今/間違えてもいいのさ♪
という歌詞からも伺えることですが、スネオさんの決意表明なのかな、なんて。
あえて自分以外の作詞(YUKIちゃん作詞)であっても、
この曲を一曲目に持ってきた今のスネオさんの伝えたい意思、みたいなものを感じました。
そう、ライブはコミュニケーションする場。
スネオさんの思いを皆で共有できる唯一の場所、だもの。
受け手にどう伝わるかはわからないけれど、自分が言いたい事を言う。
そうしたい、そうしないといけないと思ったスネオさんの心意気を感じました。
いい。いい感じです、スネオさん。声、すごくよく出てます。
しかもすんげー優しい。
エイキチさん、ヒロくん、シュンちゃんの寄り添うようなコーラスにうっとり☆
シュンちゃんのキーボードの丸い音が、ものすごく優しく響きます。

2.ストライク
おお!きたきたぁ!
エイキチさんのテルミンが鳴っちゃったよー!
と思ったら、もういきなり前に押される押される!(笑)
ええー!もうモッシュっちゃうの??皆上がりすぎじゃねー??(笑)
でもすげー、いきなり楽しくなっちゃう。
こんなに求められてる状況もなかなかないのでは・・・。
シュンちゃん、コーラスナイス!!
お客の開き具合がハンパないので、メンバーもそれにつられるような状態で
温度が一気に上がる。
緊張気味にお客を見ていたスネオさんも、少しびっくりしつつ(苦笑)笑顔がこぼれる。
「よろしく!仙台!ああ!・・・青森!!」
お客「ええーーっ!!」と笑いながら総ツッコミ(爆笑)
ゴメンごめんと手を合わせてあやまるスネオヘアー
前日を引きずってんのか?スネオさん!大丈夫か?!(笑)
いやいや、しかし!スネオさん、声が上向きっす!!
はは、これはいいライブになりそうな予感。

3.アイボリー
スネオさんのテレキャスターが小気味良いリズムを刻みます!!
ああ、やっちゃうのねこれを(苦笑)いきなり壊れろと。
ちょっと早くねえか?という先走り気味アサちゃん(D)のビートに、
完全につっ走るお客。もんのすごい掛け声がかかる。
さらに‘フラッシュバック!‘の手の上がりがスバラシイ!
既に髪振り乱して熱唱なスネオさん!
♪鳴り止まない〜♪で耳の辺りで手をバタバタさせる仕草がたまらんです(笑)
ここのねー、畳み掛けるリリックがねえ☆気持ちいーよう!
この辺りでようやく気づいたのだけど、スネオさん、歌い方ちょっと変えましたね?
今まではマイクに口をぴったりつけて歌っていたので、
ところどころ聞き取りづらいところがあったりしたのですが、
一言一句、はっきりと発声していて、言葉がダイレクトにぶつかってくる感じになっていました。
これも伝わっていきたいという気持ちの現われなのかな。
それとも、物質的なものにすがる必要が無い程の確信を得られたのかな?


MC
(お客の「スネオー!」という野太い声に)「お客!!」と返すスネオさん。)
「やー・・・。青森、すごいね・・・。どうも!スネオヘアーですっ!来たったどお!」
「青森はねえ・・・。観光云々ではないんですけど、昔ね、
大学生の頃にバイクで北海道一周したことがあって、その時にね来たことがありまして、
北海道から青森までフェリーで移動したんだけれども、駅前にしか居なかったね。
しかも変な時間にしかフェリーが出なくてね。
さみい〜!って震えながらフェリー待ってたね、駅前で。あのロータリーの辺りでね。」
「それにしても、すごいね青森。ピラミッド(会場のすぐ前にあるアスパムという物産館のこと。
建物がピラミッドの形状)パワーのおかげか。キラキラしててありがたい感じするよね。(拝む仕草)
そのうちセンターの辺りがウイイーンっと開くんでしょうよ。(会場から・何が出るのー?)ん?
・・・ちょっとしたお菓子とかがね、出るんですよ。」
・・・宗教くせえトークから始まってしまいましたが・・・・お菓子ですか(笑)スネオさんらしいや。
「今日はね、先日出ました「フォーク」、もうね、
直球で勝負したアルバム、その中からの曲を中心にやりますんで、
・・・・楽しんでいってください。よろしく!」

4.LIST
アーテイストのテンション以上の勢いだったオーデイエンスですが(苦笑)
聞くところはちゃんと聞く、いいお客ですな。
意識が急に、「上」ではなく「前(歌い手)」に向かった感じがすごいありました。
アルバムが出た当初は、わかるような、わからないような・・・なんて思っていたけど
(まあ、消そうとする程他者への思い入れが未だもてない、
自分本位な居方だから理解し切れてないのかもしれんが。他人なんてどーでもいいし。
と思って日々暮らしてたんだけどね。)
全体に流れている‘自分と他者への思い‘と、
‘他者から見えるであろう自分の価値を測ろうとする自分‘と
‘実際の他者との距離感‘がこのところものすごく遠く感じるあたしには、
随分と納得のいく曲だったりして。
音源よりテンポずいぶんゆっくりじゃないっすか?
すごいじわじわ迫ってくる感じが・・・。
シュンちゃんの鍵盤がすごくキレイで、かえって重さと疎外感を際立たせている感じがします。
決してキレイな曲ではないからね。
時折苦しげな顔を見せるスネオさん。
後半のリリックを畳み掛ける辺りがゾクゾクします。
新ドラマーあさちゃんの刻むリズムにまだちょっと慣れないけど、
エイキチさんとの相性はいいように感じます。
こういうゆっくりしたリズムは違いがよくわかるっす。
どう違うのかは表現できませんけど。

5.会話
とても暖かな気持ちになるこの曲。自然と笑顔になってしまいますなあ。
スネオさんも気持ちよさそうに歌っていて、
音に合わせて揺れているお客を見て、時折笑みすらこぼれる。
春風に吹かれてるような気分になるよね。公園、青空、キラキラこぼれる太陽光。
先刻とは打って変わって、繋がっていられることの喜びが満開の曲。
どーもスネオさんがアコギ持ってる姿が今だなじみません(苦笑)
なんか似合わない感じしません??
やっぱスネオさんはエレキをガシガシやってんのが似合うっす(笑)
フルートのパートをシュンちゃんが鍵盤ハーモニカで弾いていて、
素朴なその音が美しいメロデイーに呼応して、とてもシアワセな気持ちに。
シュンちゃんの見せ場だからか、ヒロくんが脇によけていたのがとても印象的でした。
そのヒロくんのソロもすげーよかったっす。鳴らし過ぎず、暖かさが広がって、素敵でした。
ス「鍵盤ハーモニカ、シュンちゃんですっ!」「ギター、ヒロくん!」
と紹介が入る。
スネオさんは裏(声)が本当にキレイに出る方ですねー。
サビで裏を使うたびにひゃあ〜〜☆となります(笑)
しかも結構コブシまわってて。
あと、くだらないことだけど、「鍵盤ハーモニカ」と呼ぶか「ピアニカ」と呼ぶかって、
結構地域性とか年代が出るんですよね。
スネオさんと一緒だったのが、ちょっとうれしかった(苦笑)
しかもシュンちゃんが使ってるの、
YAMAHAの水色で丸っこいあたしが持ってたのとおんなじやつー!(喜)←バカ

6.夢の続きのようなもの
ぐっと照明が落ちる。
スネオさんのテレキャスターが再びいい音で鳴ります。
お?随分ゆっくりだな?
音源よりかなーりゆったりなリズムで、ちと乗り遅れる。
一言一言はっきり、一音一音噛み締めるように丁寧に歌うスネオさん。
すごく・・・やさしい。語りかけるように、しっとりと。
夢と現実のはざかい。
常にその境界線が曖昧な自分にとっては、辛くも、暖かくも響くこの曲。
♪一人きりでは生きられない♪そう、そうなんだけどさ・・・。
この浮遊感・・・というか、どこにも属せないけど繋がること拒めないどうしようもなさみたいな、
こうして繋がっているように感じられる‘今‘すら、
つながりたいと願う自分の妄想なのではないか・・・。
そんな掴み切れない、どこかボンヤリしている世界、みたいなものが、
会場全体を包み込んで、空気が色褪せていく感じがしました。
本当にこの人の描く世界は、
いつも見ている世界なのに、
見えていなかったことだったり、
見ないようにしていたことだったりするということに、
深く、厳しく、そしてやさしく気づかせてくれる。
自分を客観的に見ている視野が、いかに狭いかということを思い知らされるなあ。
自分が思っている自分なんて、ごく一部なのだ。
それが、他人との係わり合いの中で浮き彫りになってくる。
エイキチさんのBがすんごくあったかくて優しい。
曲の閉じかたがふわっとしていて不思議だった。

7.自我像 
さらに照明が落ち、スネオさんだけがぼんやりと空間に浮かんでいるよう。
ああ、来ちまいました。
♪逃げてんだろう?逃げたいんだろう?/誰も傷つけたくないって身構えるばかりさ♪
常々スネオさんの楽曲は自分に近すぎて客観的な感想が出ない、と明記していますが、
この曲ほど、言われたくないことを具体的に言われてしまっている曲もないってくらいで。
かなりしかめっ面でいたと思われますね、現場で(苦笑)
生で言われるとますます刺さるですよ・・・。
こうありたい自分と、こうなってしまう自分の狭間。
この間の溝はねえ・・・・マリアナ海溝より深いっすよ。
時折苦しげな顔をなさるスネオさん。
思い出したくないような自分のことが過ぎったりしてるのでしょうか。
今のあたしみたいに。
二番のサビのラスト「見つめるほど」の「ほど」の叫び具合が悲しい程切なかったっす。

音源と同じく、サビまでは一貫してディストーションがかかっている・・・・。
・・・あれれ?一番頭、ボーカルにディストーションかかってない??
と思ったら二番はちゃんとかかってた。・・・ひょっとして・・・忘れた?

サビ直前のヒロくんのストロークがかなりやばい!ぞくぞくしました。
最後の方のソロもすんげーよかった!
そしてシュンちゃんのクラビがあ!
彼が弾かねば成立しないかも?ぐらいの熱く、それでいてクールな微妙な心持を
見事に弾ききっておられました。
ううっ、泣きです。

MC
「開演前にねー、マックに行ったんですよ。会場の近くのね。
(会場・ええーーっっ!!)誰か気づいて「あれスネオヘアーじゃない??」なんてなるかと思って、
ちょっとこう、気取っていったんだけどね、誰も気づかなかったね。
その後雑誌の立ち読みとかしてねー、わざと目立つようにしたんだけどね、
誰にも声かけられなかったね・・・・まあ、所詮青森だよね・・・。」
「・・・・昨日ね、車で仙台からここまで来たんですけど、
昨日の夜はね、皆で飲みに行ったんだけど、
行った店がねえ!!すごかったんですよ!ねえ?
(とヒロくんを振り返る。ヒロくん「うんうん」とうなずく)
・・・まあ、このハナシはまた後でしますけど。
時間がねー結構あったんで、メンバーは皆飯くいにとか行ったりしてたみたいですけどね、
・・・・俺は・・・ホテルでね・・・・オ○ニーしてました。2回も。
(しかも目つきが鋭い(笑)・そしてビミョーな空気が漂う・(笑))
・・・青森ね、初めての会場だったからホテルの部屋でね、こう、
膝を抱えてね震えてたんですよ。どんな人が来てくれんのかなーってね・・・・。」
・・・ああもうっ!今までのホメを帳消しにする勢いのネタです(泣)
けど、すごいスネオさんらしいな。どんな客が来るか予想がつかない会場を前にして、
不安を消したいが為に、引きこもり&現実逃避しちゃったのかなぁなんて。
ここで急に、物販のフォークを取り出し、マイクスタンドの上をミニカーみたいに走らせる。
「ブーンっっ」とかいいながら(笑)
「これはねえ!特別なあつらえのフォークなんですっ!
悲しみをつきさせる、特別なね!フォークなんですよ!
・・・(物販の告知を)もういいかげん止めたいんですけど・・・・買ってくださあい!!
・・・・なんかねー、アンプの上に物置くと振動で何もかも落ちちゃって、
アンプの後ろに物が溜まっちゃうんですよ」
すると、メンバーが皆集まってきて後ろを覗き込む。
そしてエイキチさんがわざわざ拾ってくれてました(笑)
「あとねー、カレンダー作りました!このカレンダーね、
自分で撮ったあんな写真やこんな写真も入ってるんですけど(笑)。
もう3月ですけどね、その3月はこんな感じで(と皆に見せる)、
これはケーブルカーの天井ですね・・・スイッツランドの〜〜〜(フランス語らしきもの)
で撮ったやつですね。
あとね5月「ゆずりあい」、これねー、首都高走ってるときに
お!これは!と思って撮った(運転するそぶりつき)んだよねー!
(ちょーだい!の声に)ああ?!」
と、持っていたカレンダー、タオル、ペットボトルを投げ込む。さらに「フォークも!」の声に
「青森はなんでも欲しがるなあ!」とフォーク・・・は投げるフリだけ(笑)
「・・・水かかった?ごめんね、せっかくきれいにお化粧してんのにねー
(髪の毛を直すそぶり)もうグチョグチョだよね・・・」
「こっからは、少しゆっくり目の曲をやります」

8.Over the river
ええ??トライアングルですよ??
これは意外だったなぁ!
リードGはスネオさんが取っていました。
またしてもシュンちゃんの鍵盤ハーモニカが切なさ倍増!(泣)
しかもサビ周辺は捻りなしのキレイなピアノ音でー・・・。ううっ。
ヒロくんの泣きのギターが・・・鳴りまくりっす・・・。切ねー・・・。
ラスト、シュンちゃん鍵盤とヒロくんのギターが絡み合ってとても素敵でした。
スネオさんのサビで張り上げる声が、淡々と過ぎてしまう日常の中で、
どうにもやり過ごせない、どうにもならない、
行き場の無い思いに対する狂おしさを伴って響き渡る。
ゆったりした、春先の暖かさの中で、大きな川が音もなく流れていくような。
表面上は穏やかに流れている大きな川も、
実は、水面下では、ものすごい渦を巻いている。
穏やかな表面の裏では、ぐるぐるしちゃってる自分がいる。
その川を、渡れずに見ている私。
そして、渡る術を見つけたスネオヘアー
オレンジ色の暖かい夕日に包まれた河川敷で、
向こう岸とこちら側。それくらいの開きを実感してしまった・・・。
暖かいのに、すごく遠い。
なのに、そのどちら側も、感じることの出来る歌だったなあ。
作ったときのスネオさんと、今のスネオさんが同居してるような・・・。

9.フィルター
わあ!!このドラムはああ!!
今回のアルバムで、ものすごい吹っ切った感があったので、
もうインデイーズの曲はやらないかと勝手に思っていたのですが。
そういやご自身は
「昔の曲でも、恥ずかしいなんてことなく、なんら変わりなく歌える」
とおっしゃていたことを思い出す。
アレンジはシングルVer,。コーラスはヒロ氏。
スネオさん、サビ、張り過ぎじゃないっすか?ってくらいに絶唱!!
♪ナイーブな心抱え込んだまま歩き続けてる/足を止められない/止めるのが怖い♪
そう、進み続けるしか、無いんだよね。
ココニイル限りは、進むしかないんだ。
サビ終わりで繰り返し繰り返しスキャットを続ける。
なんだか、やるせなさ倍増・・・。
あさちゃんのドラム、いいっすね!
叩いてない、引いたとこの空気感がすんごい気持ちいい!
サビ周辺、結構ギターゴリゴリな感じです。ロックです。

10.現在位置
ヤベー!!スネオさん、ギター超気持ちいいよー!!
そのギターの間をシュンちゃんのKeyがすり抜けていく。
この掛け合い、すげー・・・。
極力絞った照明の中、スネオさんに向け真っ青なライトが後方から一筋だけ当てられる。
もんのすごい狭いこのライブハウスという空間から、
一気に意識が空に向かって開かれていくような感覚。
いや、完全に「空」からトウキョウの街を見下ろしている目線。
夕景に染まるトウキョウの遠景がどんどん下になり、それが夜に暮れて行く様の
なんとも悲しく美しい様を、温度の上下なしで、見つめている。
上から見て、今の自分がどこにいるか。それを確かめている感覚。
これはねぇ・・・それこそ言葉に表せない気持ちよさですよ!
現場に居て、一緒に空気を作っていたモンじゃあないと味わえない、
最高に突き抜けた、今回のセットリストの中で、
感覚的に言えばこの曲が一番気持ちよかった!!
詞がどうの、アレンジがどうのなんてカンケーない。
まあ、実際はそれが見事にハマった結果なのでしょうが、
とにかく、スネオさんのサビの突き抜けていく声だけがすべてだった。
ものすごい浮遊感と、地球を取り巻く空気の層まで上がっていく感覚。
全部、スネオさんに連れ行かれたっす。
曲の締め方が、余韻を引っ張るようなとてもキレイな終わり方で、
いつまでも浸ってたかったなあ。
完敗。

MC
(卒業おめでとう!!の声が会場から)
「え〜っ。そうね!つい先日ね、スペ中卒業しました!(拍手!!)
ああ、ありがとうございます。
・・・まあ、いい学校だったけどね、俺のギャグを拾ってくれるのは、
いとう先生か池ちゃんくらいだったよね(苦笑)
・・・俺は別にどうってことなかったんだけど、
打ち上げの席でも、誰も泣かなかったなあ。
・・・実際ね、俺辞めるつもりはなかったんだけどさ、もういいだろうって。
俺みたいな陰気な奴、自殺しそうなやつはもう辞めさせろってね。
なんか・・・・、(もう出ないのー?)出ますよ!卒業生として!
(エイキチさん、なにやらスタッフから耳打ちされて,
それをスネオさんに伝言←出入り口に一番近いのがエイキチさんだった)
ああ、卒業じゃなくてクラス替えだそうです。まあ、どっちでもいいけど。」
ああ、学ラン・・・素敵だったわ☆(苦笑)
「あのねえ!事務所変わったんですよ!去年いっぱいで前のとこやめてね、
今年から・・・・。
・・・・言うなって言われてたんだけどさあ!そんなの関係ねーよ!
俺が言いたいんだから!言いたいこと言いたい時に言ってやる!
・・・・あのねえ、いとう先生と同じとこに移ったんですよ!(どこー??)
・・・名前は「エムパイヤ・スネーク・ビルヂング」ってとこでね。
まあ、名前言ったって別にどうってことはねえよな。
・・・もうさあ、今の自分を変えたけりゃなあ!自分で動くしかねえんだよっ!」

・・・いやあ、これは相当驚きました。
事務所移ったっていう事実もなかなか衝撃でしたが(全然知らなかったからなー)
そのことを、今ここで言おうと思ったスネオさんにびっくり。
いろんなシガラミがあるであろう事務所移籍。
最後の叫びに、そこに渦巻いたいろんなモノが現れてるようでしたよ。
そして何より、それを皆に言いたかったスネオさんの気持ち。
なんだか「俺のことをもっとわかってくれ!!」って言っているみたいに聞こえた。

「それからですね、実はファンクラブが出来まして。
スネオヘアーを応援する会、その名も「有志会」!
えー、ファンクラブなんていうと、こうキラキラした感がありますが・・・・。
まあ、活動としてはですね、週一回くらい集まって、こう、お茶でも飲みながらね、
お菓子でもつまんで、最近のニュースとか世間のことを話す、と。そんな感じの会です。
あとはー、皆でピラミッド拝んだり(笑)・・・。
もうね、直電ですよ!「新しい商品が入りました!1コにつき50万振り込んでください!」ってね、
こう・・・(と懐に手を入れる・爆笑)ですよ!(会場・詐欺じゃん!!)
ああ!そうだよっ!(笑)」
・・・大概どうなんだ・・・。
ピラミッド・・・お気に召したようですね・・・。


「じゃあね、次の曲は、まっつぐに、もうホントにね、
くだらないことはかんべんしてくれよ!!っていう思いが篭った曲を・・・やります。」


10.フォーク
・・・・・。
この曲はねえ・・・。
自分を映す「鏡」のようなものなのですよ。
今日のフォークは、昨日のフォークとは全然違う響き方をする。
自分の心持次第でどんな響き方にもなる、不思議な曲。
スネオさんは、ただありのままの自分を歌っているだけなのだろうに。

ありのままの自分、世間に合わせようとする自分、
合わせなきゃいけないと思って焦っている自分、
合わせて結果が出た時と、間逆に作用しちゃったときのとまどい。
合わせるのではなく、自分が求める人たちと繋がっていたいと願う自分。
そして、それを見つめている自分。

とにかくねえ!冷静には聴けない曲なんです。

この日は比較的真っ当に聞けたように思います。
相当イタかったことには変わりないがね。
初めて聞いたときの衝撃はいつまでも和らぎませんて。

私が何気なく口にした言葉だけで、
私が生きてきたすべてをわかった風に言う人がほんとに多い。
・・・だから私は、自分のことをいつも言い出せないでいるのだ。
まあ、誤解している奴にはさせておけばいいのだが。
そんな奴には私という人間を分かられたくもないし。
・・・・・・・・・。
・・・ああ、こうやって私は壁をたくさん作ってしまうのだ。
それに、相手の言っている「私」こそが、
自分が意識出来てないだけの、本当の「私」なのかもしれないではないか。
「自分」なんて「世界」と同じくらい曖昧なものなのに、
頑なに守っている「自分」なんて、どれほどのものなのか。
ならば、
きっと、この壁こそが、
自分が闘わねばならない、対象なのではないか。
望まずとも、誤解されようとも、繋がっていなければ生きてゆけない生き物であるならば、
まず、「繋がる」ために「手を差し出す」ことが必要なのだ。
それがきっと「生きる強さ」になっていくのではないか。
判断する前に、動くこと。
分かりあえないのは、当たり前なのだ。
それをあきらめた上で、
差し伸べられる手を持つこと。
「自分」という存在を確かめるために「他人」にコミットできる力を持つこと。
それが、「自分が進むための望み」なのかな。
・・・・現場でこんなこと思っていたわけではないんですが、
いま思い返すと、こんなことを受け取っていたようです。

でも、スネオさんは、とても淡々と、歌っておいでだったように感じました。
とはいえ、時折苦しそうに顔を歪めて、何かに耐えているようにも見えましたが。
「ねえ」が・・・・やっぱり悲しく聞こえるのは、
雲行きのせいにいつまでもしている私の心がそうさせているのか。
どうもこの曲は、いけませんね。
スネオさんの歌しか聴けてないもの。
皆の演奏にまで気が回らない。
それだけ、歌の心に沿っている演奏だったってことなのでしょうけども。
ああ、そうだ。
シュンちゃんの今にも溢れそうなサビのコーラスが、
とてもあたしの気持ちに近かったなあ。

11.くだらない言葉〜
フォークのエンディングからシュンちゃんのKeyが低く繋がっていて、
自分の内面に落ち込んでいた気持ちをふーーっと、外界へ連れ戻してくれる。
ずっと目を瞑ったままで歌うスネオさん。
外から見た自分たちの心の動き。
客観、というか、記憶を振り返った時の感情を、
場所が代わって語るような格好のこの曲。
においとか、景色に染み付いている感情と記憶の残照。
過去の感情の断片を外から眺めている。
風景と、過去、となった感情は「思い出」となる。
その思い出に縛られるか、思い出として受け止められるか。
この曲の主人公は、後者のように感じます。
君はもうとなりにいなくても、
見えないとは言いつつも、その思い出を抱きしめてたまま、
さらにその先(未来?)へしがみつこうとしている。
留まっているようで、実は動き出そうとしているのではないだろうか。
風景が語る曲。おかげで内から戻ってこられました。


MC
「えーっ、さっきちらっと話が出ましたが、昨日行った飲み屋がねー、すごかったんですよ!
あのねー、スタッフとか皆で飲んだ後にシュンちゃんが腹減ったとか言いだしてですね。
シュンちゃんこう見えてすげー食うんですよ!(シュンちゃんうんうんとうなずく)
それでメンバーだけでホテル近くの居酒屋に入ったんですけど、
そこがねーオヤヂ一人でやってるような小汚い店でですね。
俺のことなんか知らなそうな田舎もんだったんですけど・・・・。
でもそのオヤヂがねえ!俺のこと知ってたんだよ!
「あんたスネオへアーだろ?スペ中見てるよ!卒業したんだよな!」っつって!
「まあ飲んでくれよ!」って頼んでもないのに、ドンドン酒出てきちゃって。
なんかめずらしいらしい酒とかも一升瓶4本くらいドンドンカウンターに出してきてくれて。
俺のこと知らなそうなオヤヂだったからびっくりしたんだけど。
なんか奥さんと二人でやってるらしんだけど、食い物とかもうまくて、
いい店でねえ!なあ?(とヒロくんを振り返る。「すごかったねー!」とうなずくヒロくん)
しかもなんか急に三味線の演奏とか始まるんだよ!!(笑)訳わかんない店でさあ!
なんかやべーんじゃねえかってちょっと思ったけど、
久しぶりにもう酒はいいですっていうくらい飲んだ。
もうホント、あした本番なんで勘弁してくださいっつても
「いいからいいから!」って日本酒飲まされてねえ・・・・。
閉店時間過ぎても飲まされて・・・。結局3時くらいか?店出たの。
いやー、完全にヤラれた・・・・。でも面白い店だったー。
今朝っつーか、さっきまで二日酔いで頭痛かったんだけども(苦笑)
けど、今日も飲むぞ!飲んでいいよな?!飲めるようにしてくれ!なあ?!ピラミッドパワーで!」


12.ヒコウ 
そんな前フリかい!!(笑)
なんてことは置いといて、
♪かげ〜え〜みたいにいい〜〜!!♪
って張り上げるスネオさんの声が、もんっのすごい突き抜けてて一気にボルテージが上がる!!
おりゃあ!!暴れろ〜〜!ってな具合に、スネオさんの開いた歌声にひっぱられるように、
バンド全員の勢いがドンドン加速していく。
負けじと拳を突き上げて答えるオーディエンス!
♪グッバ〜イさ〜よならあっ♪で手を振るスネオさん。
早くも呼吸困難になりそうなくらいに、前から後ろから圧がかかりまくり!(苦笑)
そんなに暴れてえのか!(苦笑)ってな具合にモッシュりまくりな会場!!
苦しいけど、この一体感は気持ちよすぎ!
見ず知らずの人がこれだけ集まって、スネオさんの鳴らす音で、
こんなにひとつになれるなんて!
楽しい!楽しすぎるぞ!!
シュンちゃんの鍵盤がもんっのすごくキラキラしてます☆
2番の頭、♪あの広い空も〜♪のあと、
抑えてた音を一気に開放した時の気持ちよさといったら!
・・・あ、わかります?これ?(苦笑)わかりずれーか。

13.ウグイス
♪ドンッタン、ドトタンッ♪ってこのリズムがね☆たまんねーっつーの!
そしてジャラーンッて続くギターと、シュンちゃんの美しすぎる鍵盤。
ああ、なんて綺麗な曲なんでしょうね・・・。
外は冬真っ只中だけど、
一気に会場中が春色に染まっていく気がしました。
シュンちゃんのコーラスめっちゃキレイ!!
「行くぞ!青森ィ〜〜!!」
あさちゃんのビートが響く中、絶叫!
♪つまずきながら〜♪の辺りのえいきっつあんが超やばい!!カッコよすぎ!
イントロで客席に落ちんばかりにスネオさんが近づいてくる度、
お客がどーっと波打つ!(笑)
おかげでスネオさんのギターにさわっちゃった☆へへッ(喜)

14.ピント
このへんはもー、いっちゃってて記憶が虚ろですが(汗)
なんかねー完全に音楽に身を任せちゃって、気持ちよすぎて、幸せすぎて、
あんまり意味とか考えてなかったなあ。
っつうかそんな余裕ねえし(笑)
周りがそれを許さないぐらい、貪欲に音に向かってたから。
みんな素敵(笑)
♪さあ、ピントをあわせて〜♪が大合唱で!
2番に入るまでがすんげー長かったなあということと(メンバーと顔を合わせて、笑いながらやたらひっぱってた。)
必要以上にスネオさんが客に接近していたことに、
うれしかったり、驚いたり、といった感じでしたなあ。
段取りうんぬんではなく、近くに行きたいというスネオさんの素直な気持ちが
そのまま行動に出た結果だったのでは。

友人は足に触ったらしいっす(苦笑)


15.セイコウトウテイ
ああ、終わっちゃう〜・・・。
たぶんあたし、この辺泣きそうな顔してたと思います(苦笑)
そんな気持ちに負けねえ!と思ってガンガン跳ねてましたけど。
ヒロくんのかき鳴らし方がねえ!熱くってあおられまくり!
バンド全体の音が熱い塊となって、ものすごい勢いで転がっていく感じ。
サビ、何でこんなに苦しくなるほどの切なさなんだろう。
美しすぎて、苦しすぎて、叫んでないと、流されてしまう・・・。
ラストの♪イエ〜ッ!!♪大絶叫!
そしてそれに答えるオーディエンス!
何度も何度も「青森ィ〜!」と叫ぶスネオさん。

「センキュー!!青森!!」
深く礼をした後、両手を挙げて手を振りつつ去っていくスネオさんとメンバー。


いや〜すごい!もんのすごい盛り上がり!
汗だくだくでっす。
拍手鳴り止まず。スネオコールが巻き起こって居ります!
あはは、ホント熱いね、青森。
そんな中、チーフが淡々とチューニング中(苦笑)


そしてようやく、メンバー&スネオさん登場!!
「ありがとうっ!!ありがとう青森!」
「・・・・アンコールは無駄にしゃべらん・・・・・。」

16 訳も知らないで
ちょっとダークな感じの前奏のアレンジがねえ、いいねえ!
淡々と刻まれるギターの音色が、すげーズシズシ迫ってくるんよー。
シュンちゃんのスペイシーな鍵盤がなんともいえん。
それにしても、なんて美しくて切ないメロディーなんでしょう。
サビを苦しげに歌うスネオさん。
押さえた照明に照らされて、ひどく悲しげなシルエット。
なんだろう。
こう、爆発させるのではなく、渦を巻く念、というか。
共有よりも、自分の中での決着を求める、というか。
決して重い訳ではなく、踏みしめる地面、現実を、
辛くても、確かめることで、なんとかいる場所を確かめられるというか。
ぐっと押さえていた音をサビでガっと開け放つ。
誰か、を求めているように聞こえて、自分を求めている。
向かう先、求めるもの。
・・・・・うむむ・・・。


MC
「えーっ,先日ですね,映画に出ました。JAM FILMSってーのに出まして。
こっちでいつ上映になるのかはわかんないけど・・・。
そのね、舞台挨拶に出たんだけど、楽屋でねー、女優陣がビリビリで本当に怖かったね。
怖くてね、早くこんなところから帰りたいってびくびくしてたんだけど。
映画はねー・・・。もう、自分が映ると気持ち悪くて見られない。
最後全員、女が(内山)理梨ちゃんで男が俺の顔になるんだけど・・・、気持悪くて!
まあ、よかったら見てください。
その撮影の時に、一昨年なんだけど、実際ライブ会場でライブの映像を撮って、
前の方映るかもよ?って言ったら「ええ!どうしよう!」とかいって化粧直してたりとかしたけど、
結局映ってなかったからね、CGで顔変えられてたからね(笑)
その時に演奏した曲、「カップルズ」というのをやりたいと思います。
そのね、ライブの撮影のときにお客に向かって「お前ら全員バカばっかりだあ!」って叫んだんだけど、
今日は言わせてもらうぞ・・・・お前ら全員、最高だああっ!!」
きゃあ!スネオさん、ステキすぎです!ロックスターです!
こんなこと言っちゃうなんて男前過ぎ。
そしてめっちゃうれしい!!


17.カップルズ
さて。
多分、起きた状況的には、一番、衝撃的だった、青森でのこの曲。
かーなーり激しいロックナンバーでして!
うっわあ!!すげえ!!
と思って、ガンガン巻き込まれつつハネてたら・・・・・・。


スネオさん・・・・ステージから落ちました(笑)もんっのすごいキレイに(爆笑)


サビ手前でイキナリ、フッと消えたのよ。目の前から。
えええっ???と場内騒然とした瞬間、
バタバタしている足が見えた(爆笑)
ダイブるのはいいんだけど、頭から行くか???
まあ、そんだけスネオさん上がってたっつうことだと、うれしく思っときたいが(笑)
しかも、ステージとフェンス?に挟まっちまって、自力で出られなくて(爆笑)
しまにはスタッフさんに助け出されてました。
・・・・心配しつつ、あきれるメンバー(笑)
そして、大丈夫〜?という声も飛びつつ、笑っちゃてる会場。
なんとか抜け出して、ステージ上に戻ったはいいが、
まったくなんの弁解もないまま(笑)
話し始めるスネオさん・・・・。あなたって人は・・・。
本当に体大丈夫ですか???


MC
結局、曲は中途半端に終わったまま。
「・・・えーっ、5月にですね、新曲が出ます。「ワルツ」と言う曲なんですが。
ちょっとこうね、ステキな感じの・・・・」
といいつつちょっぴり歌う。
ゆったりした感じのメロウな曲・・・・。
それに合わせるように、照明が少し落ちる。
「とまあ、こんな感じ・・・・。」
と言ったそばから続きを歌う(笑)照明さん大変・・・。
「是非ね、聞いていただきたいなと。」


「今日はホントどうもありがとう!最後の曲です!センキュー!青森!」


19.テノヒラ
もうぐっちゃぐちゃ(笑)
スネオさん、何度も前に乗り出してお客をあおるあおる。
負けじとお客も手を伸ばす。
エイキチっつあんもヒロくんもガンガン跳ねてて。
サビ、テノヒラの海になって、感動もんでした。
最後、バスドラから飛び降りてしめ!


「センキュー!!」
と手を振りつつスネオさん退場・・・。


とまあ、もー、ものすごい盛り上がりだった青森。
相乗効果、という言葉の正しい再現のような状況でしたね。
求め合う熱と熱というか。
とはいえ、聞くところはちゃんと聞けて。すごくよかったです。
やっぱり・・・・フォークはすげえ。
このアルバムはすげえっす。
そして、スネオさん。
このアルバム作ったことによって、ものすごい開けた、というか。
すごい自信に満ち溢れてて。
それが伝わるから、こっちも安心して身も心も曲に任せちゃえる。
いやー、ほんとにいいライブでした。


でもね、後から、いろんなこと考えちゃって。
というか、こう、過去が押し寄せてきちゃってね。
きっかけは「自我像」と「フォーク」。
とんでもない曲作ってくれたもんだよ。