死んでいるように
見える人もいるだろうが、



あたしは生きている。



あいつが、あの人が、
生きられなかったこの先の時間も、




あたしは生きていく。




守るものが、ある限り。






ここにいること、そのおもいを、少しでも、確かめることができる、
かたちをつくってくれるひとたちが、そこにいてくれるから。




迷い続けるだろう。
たしかなものなど、なにもないから。
でも、
目と耳と感覚を開いていれば、
そこには、たしか、が、ある。
過去も未来もなく、今この瞬間は、たしかにあるから。



いいきかせるしかないけれど。




答えのない問いは、
ますます深度を深め、視界を闇へと導いていく。
それでも、
問うしかない。
光などなくても、
己が、それに対して、とことんつきつめて、納得できるのならば、
それでいいのではないだろうか。



他人のいいわるいは、自問自答には関係のないこと。
受け入れた上で、
不要のものは、余所へ渡す。



結局、生き方は変えられない。
それで、いいんだろう。
きつくてもね。