bonobos ライブラマ 金沢


bonobos
ライブラマ2008
@金沢 AZ HALL
08.4.18



いつものことながら、
感覚的なことしかかけません。
この方たちのライブに関しては。



それでなくても、今回は、
いつも以上に、テンパリ気味で参加してたので、
なんだかもー、イッちゃってますけども(苦笑)
これが、あたしの真実です。


ネタバレ、ガンガンあり、です。



Beautiful

Beautiful

Pastrama-best of bonobos-

Pastrama-best of bonobos-


あ、あれれ??
いつもとセッティングがちがーう!!
上手から、なっちゃん、辻くん、松井君、コジロヲ、
センター蔡くん。
いつもと、完全に鏡写しになってます。
おお。初めてだ・・・。



<セットリスト>
Mighty Shine, Mighty Rhythm
今夜はGroove me
MC
あたらしいひ
MASSIVE FLOOD
Beautiful
ファンタスキッス
あの言葉、あの光
MC
新曲 1(All need is Love)
Hover Hover
MC
もうじき冬が来る
ライフ
愛してるぜ
光のブルース
Standing There〜いま、そこに行くよ〜
Someway


EN
MC
新曲 2(Sense of Love)
MC
運命の人
THANK YOU FOR THE MUSIC



この日は、コジロヲくんが一言もしゃべらなくて・・・。
調子悪いのかな?とも思ったんだけど、
ギタープレイは調子悪いどころの騒ぎじゃないすばらしさで。
なんかねえ、男はだまっていい音鳴らすぜ!って感じで。
蔡くんも(いつもよりは・笑)言葉すくなだったしねえ。
はじめてみるようなボノボでした。
とっても男前なボノボ



蔡「ごきげんよう! ようこそ!ボノボです!」


{Mighty Shine, Mighty Rhythm}
うわうわうわわ!
札幌の比じゃないくらい、蔡くんの声が透き通ってるよおお!!
天に昇っていく、その美しくも、確かな響きが、
一気に心を跳ね上げる!


「金沢のみなさん!どうも!ギター!コジロヲ!カモン!」
とギターソロコジロヲ。
コジロヲくんの音は、
激しいようでいて、根っこは穏やかなんだよねえ!
こんな音出せるギタリストは、他にはいませんぜ。
大好き。


お決まりのレスポンスも、会場中のでっかい声で
おっきくおっきく広がっていく!


{今夜はGroove me}
辻くんのでっかいカウントから!
いやあ、今日、リズム隊の三人、しょっぱなからニッコニコっすねええ!!
どうしよ??
もうなんか、気持ちが、楽しすぎて、ぽん!って、はじけちゃう!


松井くんがこっそりPVと同じ踊りをしております。
えー、それ、あたしらもやんなきゃ駄目?(笑)
なんっつて、当然笑いながら一緒に踊る。
騒げ〜〜〜!!


ってか、今日、蔡くん、すごいねえ!!


MC
「どうもbonobosです!!
皆さんお元気だったでしょうか?
雨の中ようこそ!
今日は・・・いろいろやるんで(苦笑)
最後まで楽しんでってください!」
(会場から「あっつい!」)
「・・・まだ早い!(笑)」


{あたらしいひ}
踏みしめるような、なっちゃんの心地いい低音が、
ひどく穏やかな気持ちを誘う。
辻くんのコーラスがとても綺麗。
・・・・。
蔡くんのうたは、どこまで素敵になっていくんだろう。
聞きに来るたびに、驚くほど純度と透明度と強度が増している。
彼の呼吸を感じるだけで、
こんなにも、うれしくて、あたたかくて、幸せすぎて、
なんだか泣けてくるよ。


コジロヲのギターソロが、
蔡くんのうたに負けないくらいに、素直で真っ直ぐに、
心に刺さる。
うわわ。
今日、ほんとに、みんな、すごいねえ!


{MASSIVE FLOOD}
ボトルネック使うの、コジロヲくん、すっげえうまいよねえ。
ああ、なんて気持ちがいいんだろう。
気持ちよすぎて、目が開けられない。
このまま眠りに落ちて行きたい・・・。
コーラスをワザとマイクから離して歌う辻くん。
生の声が此処まで聞こえる。
辻くんって、今更ですけど、ほんとうまいよね。
うまいって言うか・・・。
うたを大切に思ってるのが、ちゃんと伝わってくるたたき方なんだよな。
自分の気持ちも大切にするけど、
このうたを、みんなに届けるってことを、誇りに思ってるからこその、
ナイグルーヴ。


♪ラララ〜♪から後半、リズム隊全員が加わってからが、あまりにすばらしくて、
一緒に歌いながら、ドキドキしてしまった。
こんな高揚感は、滅多に味わえるものではない。
蔡くんの声が、朝靄を切り裂く朝日のように、
穏やかに、確実に、
ココロを、視界を、開いていく。


{Beautiful}
松井くんのコンガと辻くんのほのかに憂いを帯びたあたたかさの
上をすべるような
コジロヲくんが、あまりに切ない。


大サビ前、一拍置くようにしたんすね。
そこ、ぐっ、ときました。
今までの気持ちを、よしって、確かめるように立ち止まる感じ。
ってか、もうね。
蔡くん、すごいって。
なんすか!そのうたは!!(苦笑)
もう・・・ずるいよ・・・・。


何故、音楽には、
ここまでココロを開くことができるのだろう。



{ファンタスキッス}
この歌の、
桜色の風と一緒に、空に舞い上がっていく、
あたたかくて、ちょっとそわそわしているような、
それでいて、踏みしめている土のにおいも感じられる、
おっきい強さが、大好きだ。


戦争なんてバカらしい、って、言える君が、大好きだよ。蔡くん。
あたしらなんかには想像もつかないような、
血が巻き起こす面倒事が、いっぱいいっぱいあっただろうに、
こんなにきっぱり、
ニゾンで歩こう!って言ってくれる、君が。


時折目を閉じて、その声を聞きながら、
言葉を語るようななっちゃんの響き。
ああ、なっちゃんも、おんなじこと、考えてるんだね。


{あの言葉、あの光}
ごめん。
涙止まんなくてさ・・・・。
生きている魔法、いっぱいいっぱい、わけてもらってるよ。
ありふれた言葉に詰まっている、やさしさと強さ。
その「人のことを想うあたたかさ」
たくさん感じてます。
この受け取った想い,誰かに伝えていくことが,あたしにもできるかな・・・。


・・・うん。うん。
あたしも、この想い、
受け取った、この、人を想うことで生まれる強さ、を、
大事に、大事に伝えていかなきゃね。


なっちゃんは、天性のベーシストだと、本気で思う。


MC
「改めましてボノボです!」
メンバー紹介を、何故か全員に「さん」付けでする蔡くん(笑)


・・・変(苦笑)
こそばゆい(笑)


「あ。これでしょ?タンブラーです!」
逆さにする蔡くん。おお、今日は雫落ちませんでした!(笑)
「漏れない!っていうのが素晴らしいね!
どんな年代の方にも、大事なことですよね!(笑)
そこで売ってますんで、漏れない方を希望の方は是非・・・」
辻「もれなく、二千円です!」
「・・・もれなく二千円っていうのは、日本語としては大きな間違いやからね!」
辻「え?間違ってるの?・・・もれなくプレゼント??」
「プレゼントせえへんよ!!」
な「もれなくっちゅうのは、全部がってことやろ?」
辻「あ、そうか・・・」
「・・・辻くんの日本語は大分間違ってるからね。
洗濯機のこと「せんだくき」やと思ってたらしいし。
間違えてるのに、慣用句とかすぐ使いたがるからねえ・・・、
イライラするんですわ」


・・・ドラムセットの陰で泣く辻くん(笑)


「真剣な話してるときに限って、間違った慣用句とか四字熟語とか使うからね。
それで議論がおかしな方向にいってしまうんですけど。
・・・E○Cとかの日本語講座行った方がええんちゃう?」
辻「外国の人に混じってね(笑)
・・・(カタコトで)ボクハ〜・・・」
「それは外国の人バカにし過ぎてる(笑)」


さらに落ち込む辻(苦笑)


「うそ泣きやろ!自分!(笑)
(後ろで、へへへっと笑う辻くん)
えー、ボノボはですね、去年なんにもしてなかった訳ではないんですけど、
大体、喫茶店にいたり、飲みに行ったりしてまして(笑)
その合間に新曲も作ってまして。
結構たまってるんですけどね。アルバム1枚・・・3枚くらい分はあるかな。
近々ね、音源にしたいとは思ってるんですけども。
(大歓声!!)
ああ、ありがとうございます!
今回のツアーは、ベストアルバムが出たツアーなんですけども・・・・。
買ってないっていう人!」


思いっきり力強く手を上げる人、数名(苦笑)


「おいっっ!!(怒)金沢だけや、こんな堂々と手上げるのは!
じゃあ借りたっていう人」
さらに手が挙がる(笑)
「おいっっっ!!!(苦笑)
え?金沢って小京都で、ちょっと奥ゆかしい感じちゃうん??
日本海の荒波的なざっぱーーん!って割り切った感じなん?(笑)
・・・わかった、俺が悪かった(苦笑)
じゃあ、正面きって言おう!・・・買ってくれ!!!(笑)
・・・・・・買ってない人!!(さらに手が上がる・笑)
買って帰れお前らああ!(笑)ええかげんにせえよ!!
なんのためのツアーやと思ってんねん!!(笑)


・・・まあ、そんな感じで(笑)
では新曲を聞いてくださいっ!」


金沢はおとなしいって噂だったのに、
あまりに自由な(まあ、若い子だったってこともあるけど)反応に、
若干戸惑い気味な蔡くん(笑)
札幌といい、
なんだかねえ・・・・(苦笑)



{新曲 1}
おおお。
札幌とは別の曲っすう!!
レゲエ調の穏やかなやわらかい曲。
松井くんのコンガが、小気味よく跳ねる。
後のMCでタイトルを「All Need is Love」と、蔡くんが言ってました。
辻くんのリムショットがとっても素敵。
スチールギターみたいなコジロヲの音が、
波間にたゆたう光のように降り注ぐ。
なっちゃんのひくううういうなりが、ここちよすぎ。


{Hover Hover}
ずーーーーーっと、この音のゆらぎのなかに、ただよっていたかった。
音に溶けていくこの感覚が気持ちよすぎて、目をあけることが出来ない。
物体という認識が、どんどん消えていく。
蔡くんのうたは、ATフィールドはおろか、細胞壁に至るまで、
人が持っている「壁」を、ことごとく突き抜けて、
ココロの芯の部分にまで、春の日差しのように注がれてくる。
決して、威圧感なく、暴力的なことも、圧倒するようなことも、絶対にしない。
なのに、確実に、ココロを捕らえる。
この人が、
同じ国に生まれてくれて、
本当によかったと想う。
過去の過ちにも、感謝したくなる。


いや、
安易によかった、なんていえることでは、決してないし、
たくさんの無念と、尊い命の上に、自分らは生かされていることは、
どう報いることがただしいのか、今だわからないくらい、
悲しいことなのだけど、
今、彼が、
4人の仲間とともに、
この国にいてくれてることが、
本当にありがたくて。


今日のコジロヲくん・・・すごい・・・。



MC
「たのしんでますか??
ボノボは今年で結成7年目なんですけども、
思い出話をしようとすると2時間3時間・・・。
まあ、そんなもんですけど(苦笑)そんなたいしてないんです。
パストラマのブックレットに書いてあることぐらいです(笑)
他は特筆すべきことも、特にないんですけど・・・」
な「蔡くん、声ちっちゃいなあ!」
「ちっちゃい?(声をちょっと張る)声ちっちゃい!?(笑)
さっきも言ったんですけど、去年は曲作りをずっとしてまして、
・・・・なんて言ったらええんかな・・・四字熟語的な・・・」
辻「四字熟語??」
な「暗中模索?」
「違う違う!そんな重くない!
あるやん!なんか、ミスチルのファーストに出てくる・・・」
辻「五里霧中?」
蔡「違うって!!・・・あのー・・・助走的な感じの・・・」
な「助走??期間?」
辻「女の人の格好するん?
(蔡くんが辻くんをぎっとにらむ)
あ、違うかってん?・・・(苦笑)」
「ま、ま、そんな感じなんですけど(笑)
その合間にコンピ的なもんに参加させてもらったりとか・・・。
童謡のやつとか、ビートルズのとか・・・
あのー、アン・サリーさんとは現場では会うてないんですよ(苦笑)」


「話全然飛びますけど、ベストアルバムを作るにあたってですね、
すごい久しぶりに聞く音源とかもあって・・・。
5,6年前くらいの、まだ若い、フレッシュな演奏をしてて・・・」
な「あたしが、すっごい演奏さまよってるやつやろ?(笑)」
「そうそうそう、「傘はいらないよ」あれ、なんやったけなあ?
東京で昼間にライブやって、そのまま大阪に移動して〜・・・」
な「違う違う!」
「あ、違うん??」
な「東京で夜ライブして、夜駆けで大阪戻って、
オールナイトのイベントの朝方に出てん」
松「(苦笑)ちゃうちゃうちゃう!」
「な?違うよな?
あ!下北沢の440っていうライブハウスのイベントに昼間出て・・・」
な「あれれ?昼間やったけ??」
「ええから!なっちゃん出て来んといて!!(笑)
昼間に下北でライブして、そのまま大阪に・・・」
松「新感線で!」
「そう!新感線で戻って、その日の夜のオールナイトイベント出たんですけど、
後にも先にも、ライブ中寝たのは、それが最初で最後やったな(笑)」
松「なっちゃん(演奏が)えっらいとこいってんなあ!思ったら、
がーって寝ててん(笑)」
「ファーストアルバムの一番最後に入ってる「スカートガールブルース」
っていう曲がですね、三拍子ですっごいゆっくりした曲なんですよ。
あれ?あん時辻くんおったか?」
辻「あん時は・・・おらんかった」
「いっつもテンポが遅くなりがちな曲なんですけど、
俺も聞いてると、こう(寝る・笑)なってしまって・・・。
でも、俺らステージ上で寝てた時、お客さんどうしてたんやろね?
あの時松井くんおった?」
松「いましたね」
「起きてた?」
松「起きてました。
ずーーっとなっちゃん見とったんやけど、なっかなか起きんくて(笑)」
な「(笑)ホントにオールナイトイベントとか苦手で・・・。
最初の頃なんかなあ?クラブ系だと思われてたらしくって(笑)
よくクラブのオールナイトイベントとか呼ばれて、めっちゃ浮いとってん(笑)」
「そうそう。おっしゃれーなクラブに呼ばれて、
オーサカモノレールとかと対バンしたり・・・。
大阪の老舗のクラブとかにも呼ばれて出たんですけど・・・・、
めっちゃ浮いてるんですよ(笑)
ギターロックのバンドのイベントとかに呼ばれても・・・浮いてて(笑)
まあ、それもええなあなんて言ってた頃にできた曲で、
僕らのデビュー曲になってしまった・・・・(笑)
曲を聴いてください!」


{もうじき冬が来る}
コジロヲくん、今日、全然じゃべんないし、
アクションも大きくないので、
体調悪いのかな?とも思ったのですが、
今まで聞いた中で、一番、素晴らしいプレイ続発だったので、
弾くことだけに、ものっそい集中してたのかな、と思った。
サビ前で♪タン、タン、タタン!♪って叩く、手拍子がたのしいいい!!


{ライフ}
もう、この辺から、楽しすぎて、意識トンでます(苦笑)
♪ライフ!♪のコーラスん時に、
顔を見合わせながら笑いあう、辻くんとまっつ(笑)
やだもー、かわいい!!(笑)
♪ヤイヤヤイヤ〜♪で手拍子の大合唱!!!
それに負けじと、ジャンベを叩きまくるまっつ!!


{愛してるぜ}
コジロヲのソロがむっちゃかっこよくって、
思わず手元ガン見(笑)
前曲に引き続き、ナイスグルーヴ!まっつジャンベ!!!!
それにあわせて、会場全部がクラップの嵐〜〜!!!!
Cメロは、手拍子の音で、蔡くんの声が聞こえないほど!
なっちゃん、帽子飛ばしながら引き倒してます!
コジロヲが前に出て、お客をガンガンあおってます!!
ってか、ギター投げたあ!(笑)ネックにさわっちゃったあ!
いやっほう!!
みんな!マジで愛してるぜ!!


{光のブルース}
「まだまだいくぞおお!光のブルース!!」
と蔡くんの気合から、辻くんのカウント!
ギターソロ蔡くん、今日は・・・なんとか大丈夫でした(笑)
ちゅうか、激烈に早い!!(笑)
それがもーーー、楽しいったらない!!!
サビで大きく左右に揺れる、たくさんの手。
幸いのグルーヴが、天に届けと、大きく大きく、広がっていく。
楽しいって、こんなに力強いパワーを生み出せるんだねえ!!
この楽しさは、
生きること、信じる強さに裏づけされた、脚力があるからこその、
おっきなココロに包まれた、楽しさなんだって、改めて想った。



{Standing There〜いま、そこに行くよ〜}
過去の記憶。
今抱えてる壁。
どうにもならない、もの。
一人じゃ持ちきれない、カタマリ。
ボノの音は、それを、
一緒に持つような、ことはしないで、
「君なら、もてると思うよ?」って、
ポンって、背中を押してくれる。
・・・・。
なんて、やさしくて、あったかい音が鳴ってるんだろう。
うれしくて、ありがたくて、
涙が止まらないよ。


{Someway}
ボノ史上、最速のBPMを誇る、この曲。
ものっそい体が跳ねるし、ココロが沸き立つ、
熱量が沸点以上、という、なにもかもが全開な、
パワー溢れる、でっかい曲なんだけど。
なぜ、なぜ、涙がこぼれてしまうのだろう。
そして自然と、手が、空を指したくなる。
いつの間にか、合唱になってる会場。
歌詞は、ともすれば、甘いラブソングと、取られがちな、
コジロヲくんならではの、おっきなやさしさで溢れてる曲ではあるけど、
ボノボで鳴らした途端、
「愛する」って言葉が、
とても身近で、目の前にたくさん、溢れてるものなんだって、
気づいてたのに、いえなかったことを、叫びたくなるっていうのかな。
もう、なにもかも、かなぐり捨ててでも、
あたしは信じてるんだ、人を、って、叫びたくなる、
背中を押してくれる、大事な曲。
コジロヲくんは、本当に人のことが好きなんだね。


性悪説基本な自分が、
彼らの歌に、涙を流すなんて、おこがましいのかもしれんが、
疑ってる中にも、
本当は信じたいという思いがあるから、
ここにいたい、と切に願うし、
こんなにも、幸せな気持ちになるんだろう。
ココロが踊るから、体も踊る。


音楽の根本に則って、放たれる、奇跡の波動。


今日のBPM、300くらいいってたんじゃかなろうか(苦笑)



EN
出てきていきなり、
客席とハイタッチ!!をする蔡くんと辻くん!
やっほい!蔡くん!!
辻くんは、お客にバンザイをさせて、恒例の記念写真(笑)


MC
「ありがとうございます!!
春の嵐!とかTHANK YOU〜!とか,声がかかる・笑)
へ?・・・ああ、はいはい(笑)
・・・じゃあ、せっかくなんで、リクエストにお答えして・・・新曲を(笑)


{新曲 2}
札幌より、音同士がシュっと近づいていて、
グルーヴ感が増していて、
初聞より、曲の輪郭やメリハリがはっきりしてる。
辻くん、強くて楽しい!!
なっちゃんの音が、力強いのに、
えっらいかわいらしくって、ちょっとびっくり。
いっつも、ものすごい男前だからねえ(笑)


歌詞ですっごい好きなのが
「あんぱん食べながら 耳を澄ませているよ」っていうとこ。
おっきなあたたかさは、日常の中に。
大事にすれば、目の前の薄闇も、
ぱああっと、開いていくんだろう。


MC
「という訳で、ボノボは新曲をいろいろ作っております。
今やったのは「Sense of Love」という曲です。
さっきやったのは「All need is Love」という曲で、
今日からセットリストに加えました!
本邦初公開!!
あのー、隠し撮りとかしてても、
くれぐれもYou TubeとかにUPしないようにね!(笑)
近々、おうちでも聞けるように、したいなあと、思ってます!
ありがとう!!」


{運命の人}
バンドって、お互いの力を出し合って、
なおかつ、相手を尊重しないと、成り立たない共同体じゃないっすか。
そんな、ものすごい難しいこと。
この曲ほど、それを象徴してる曲もないと思う。
自分勝手な演奏では、これだけのおっきな気持ちは、鳴らせない。
ひとつの生き物としての呼吸が、
このバンドには出来ている。


{THANK YOU FOR THE MUSIC}


「最後の曲ですっ!!よかったらみんな一緒に歌ってくれええ!
THANK YOU FOR THE MUSIC!!」


辻くんの大音量カウントから!
まっつの高らかなコンガが、蔡くんの声を押し上げるように、
軽やかに跳ね回る。
なっちゃんが、足を踏みならしながら、
笑顔でしっかりと、まえに進んでいく。
今日のコジロヲくんは、ギターの音、そのものになっているようだ。


笑っていたい。扉があいたその時には。


ボノと出会った、大切な曲。
今でも、うれしさでココロが震えて、涙が止まらなくなる曲。



「歌ええええ!!」
と客席にマイクを向ける蔡くん。
大合唱で答えるみんな。
「も一回!!(笑)」と何度も何度も。
うたうは笑うは泣くはで、大忙しな自分(苦笑)


蔡くんのメンバー紹介に、笑顔で答える4人。
そして、
松井くんが「ボーカルは、蔡忠浩!!」と叫ぶ。


誇らしげに両手をあげて、歓声にこたえる蔡くん。
ラストは、
バンドとお客、両方を煽りつつ、
モニターから飛び降りる!!!



蔡「ありがとう!!ボノボでしたあああ!
また会いましょう!!!」



もうね、
楽しくって、あったかくって、ほんっとうに幸せな時間だった。
力いっぱい歌って笑って、泣いて。
全部聞いてもらえた気がした。
あたしの面倒ごと、全部吹っ飛ばしてくれた。
やさしさは、こんなにも強さを引き出すことができるんだね。
bonobos
やっぱり、すごい。
懐、でかいっす。



帰りに物販で、辻くんお手ずから、サーモマグを買わせていただきました〜。
いっつも「ありがとう」っていいたいのに、
緊張しちゃって、なんにもいえなくなっちゃうんだよねえ・・・。
でも、今日はがんばって言えた!よかった・・・(涙)
「またどこかで会いましょう!」って言ってもらえたから、
涙でそうだったけど、すんごいうれしかったから
あたしも「また、どこかで!」って返せた。
辻くんの手は、彼の音とおんなじに、とってもあったかかった。






伝える言葉。


あたしは、これから、自分の人生の中で、
最も過酷な日々を過ごすことになるであろう。


周囲の人が思っている程、あたしは強くはない。
弱いのを悟られないように強いフリをしているだけだ。


だからこれからの日々が本当に怖い。


自分が頑張っただけでは、どうにもならないであろう事柄もあるから、余計。


でも。
でもさ。
やってみるしかねぇんだもん。
こんなあたしでも、出来るかもしれないじゃない。
本気で向き合う時期がきたのかもな。


今日、ボノのライブに行って、その覚悟が、やっと決まった。


あたしは、彼らから、こんなにたくさんの、素敵な想いを受け取っているのだ。
この言葉、想いを、大切に誰かに伝えていこう。
きっとそれは、伝わっていくはずだから。


あたしの中に降ってくる蔡くんの声が、
とても穏やかで、でも凛とした強さのあるやさしさで溢れていて。
こういう気持ちで、あたしも人と接していくことができたなら、
道は開けていくかもしれない。


そう、思えたんだ。


そこにいて歌ってくれていて、鳴らしてくれてて、本当にありがとう。
感謝してもしきれないくらい、いっぱいありがとう。


あたしが頑張ることが、恩返しになるかどうか、わからないけれど、
なんとかやってみるよ。


次に会える時には笑顔でいられるように。


素晴らしいライブでした。
この記憶をよすがに、これから、いっぱい悲しいことあると思うけど、
しっかり歩いていけると、思う。


本当にありがとう。
bonobos、大好きです。
これからもずっとね。