曖昧なものもそのままで

大事なひとの何かしらを祝うのはとても好きなのですが、
自分の記念日的なものには頓着が無いもので、
何食べたい?とか、どこ行きたい?とか、
何が欲しい?と聞かれても、
・・・あまり思い浮かばなくて(苦笑)
昔「祝い甲斐がない」って言われたことがあります(笑)
欲は自分の力で満たすものですからねえ・・・。
・・・まあ概ね、音楽があれば不満はないですし(笑)
あとは・・・、
大事なひとたちが元気で居てくれさえすればそれで。
声をかけてくださるだけで、十分ですし、
大変うれしいのです。


こんな私でも、
祝いの言葉やら、行動やらにしてくれるひとたちが居てくださって。
あまり愛想好くしている人間ではないので、
よくお付き合いいただけているなと。
ありがたいことです。
過分なお気持ち、申し訳ないです。


そこそこ年を重ねて参りましたが、
今が一番楽しいです。
確かに、身体は老化の兆しが見え始めてはいますが(苦笑)
ひとに、環境に、とても恵まれていると思います。
もちろん、そうなるべく多少なりとも努力はしてきたつもりですが、
面倒事山積みだった過去からしてみれば、
なんの煩わしさもなく、生きて居られる今は、本当にありがたい。
十分です。十二分です。


随分酷いことも、取り返しのつかないことも、してきました。
後悔がないとは、言いきれないのも確かです。
受け入れきれていない事象も、
どうしていいかわからないことも、今だ抱えたままです。
けれど、
それも含めて、今、とてもたのしい。
そう思えることが、うれしい。
このたのしい、を、もっと還元していかないといけませんね。
これからのひとたちに。
これからの世に。
自分の痕跡は、何も残さないつもりではありますが、
残るひとたちが、自分のように生きやすく過ごし易くできるよう、
形は整えないとね。
仕事をしていて、ニュースを見ていて、誰かのつぶやくことばを聞いていて、
この歳になったからこそ、
見えること、やれることは、まだまだあるなと、
・・・特に同輩をみていて思います。


距離的に、精神的に、
関わってくださったすべての方に感謝を。
またひとつ、歳をとりました。
今後も出来うる限り、精進いたします。