心の準備

ダークサイド込みの本音の歌詞 やっと書いたんだろう 
だったら本音でうたってくれよ 
ってかうたえよ と 
半ば脅しのような気分(笑)で居た
2009年10月4日


{バームクーヘン}
やっと本音をさらしてくれたような 気がした
だったらレコ発のツアーで出せよ とも思ったが(笑)
否定されることが恐いとうたいながら
否定されまいとしていたレコ発時
こちらとしては なんとも消化不良だった
けれど この日のこのうたは
恐いけどうたうよ 聴いてほしいから と 少し扉が開いた気がしたんだ 
やっと言いやがった と いぢわるなファンは想いましたさ(笑)


ひっさしぶりの{赤黄色の金木犀
声あんまり出てなかったし 結構演奏とっちらかってたけど
うたってくれて本当にうれしかった


うたに露骨に気分が出る
その気分の動きがまったく掴めない
機嫌が悪いとどんどんテンションが下がる
自ずとメンバーの演奏にも影響がでる
さらに 本人はそれに気付いてない(苦笑)
・・・いや わかってるけどどうにもできなかったのか・・・
メンバーにダメ出してるけど 
君の気持ちひとつなんじゃないかと(笑)
その代わり
ノッてる時のうたは本当によくて
景色から温度から湿度からどんどん鮮やかさが増す
楽曲が良いから 当たり前なんだけど
独特のドロっとしたグルーヴが倍加して気持ちいいったらない


なんというか
いつも 気持ちの読み合い みたいな2時間で(笑)
本音聴きたくて こっちはいつも本気でぶつかってた
そんな緊張感も込みで 
あいつの居るライブという空間がすきで


あの日
「また会いましょう」
そう言って滅多に見せない満面の笑顔でステージを去って行った


あれから「また」という言葉に
荒涼とした匂いを嗅ぎとってしまうようになった
みんな何気なく そして本気で この言葉を使うけれど
どんなに努力しても 
次は 二度と来ない


それでも
この日は 一緒にいい時間を作ることが出来たと自負している
悔いのない2時間だった
この日があるから 少し救われているような気がします
記憶は 消えないだろうな