魔法を信じ続けているかい?

絶賛大掃除中です。

手を動かしながら、
めずらしく、よく聴いた盤を振り返ってみたりしています。

今年はたくさんよい音楽に出会えました。
馴染みの皆様も新しくも素晴らしい音を届けてくださって。
耳が忙しいって、音楽好きにとっては幸せなこと。


以下よく聴いた盤を順不同にご紹介。
ちなみに、好きすぎるアーティストだと、
音というより感覚的なことに意識が行きがちなので、
聴いてない方にはさっぱりわからないかもしれません(笑)


・・・今年はきちんと作品の感想書けなかったので、
少しでも伝わればよいな・・・


Beck「Morning Phase」

Morning Phase

Morning Phase

最近のこの感じすきです。
小さくて個人的な世界が、
壮大で広い世界と、なんら変わりなく同等に存在している感じ。
あんまり得意な声じゃなかったんですけど・・・、
いつのまにか、それが心地よくなってて。


Bombay Bicycle Club「So Long, See You To Tomorrow」

So Long See You Tomorrow

So Long See You Tomorrow

サンプリング全盛期ですが、やはり生楽器の音に魅かれてしまうので、
ほどよく同居している作品がすきです。
ひとが奏でているということが感触としてあるもの、
その上で・・・高まるような響きあいがあるもの。
多分、そこを模索してるんではないかなと、と彼らの音を聴いてて想う。


Ásgeir「In the Silence」

IN THE SILENCE

IN THE SILENCE

どストライク。
生まれ持ったうたうたい声、曲に漂う冷たい雪風と氷の匂い。
荒涼とした風景。
この美しくも厳しい肌感は、とても近しくて馴染む。
北欧はすきな音楽家多いんですけど、
アイスランドのひとたちのうたははずれないっす。
初来日公演行く気満々だったんですけど・・・
ボノと被ってしまったので断念・・・。また来てくれるかな・・・。


APOGEE「OUT OF BLUE」

OUT OF BLUE

OUT OF BLUE

おかえりなさい。
待った甲斐あったなぁ・・・。
このバンドはデビュー時から、随分先走ってたんだなと改めて想う。
ライブが観たいぃ。


ヒックスヴィル「Welcome Back」

WELCOME BACK

WELCOME BACK

正確にはよく聴いたではない(12月に出たばっかり)が挙げざるを得まい。
おかえりなさいーーー(泣)
よもや新譜を聴けるとはなあ・・・。
センスの塊みたいなお三方。
真城ねえさんの包容力ハンパないっす。
助っ人もすんばらしい・・・我々世代的にほぼ神扱い(笑)の方ばかり。
キボンヌやばすぎる・・・いろんな意味で・・・。
同じ時期に出た映像作品超LIFEもご一緒にどうぞ。


森は生きている「森は生きている」

森は生きている

森は生きている

バンド名に違わない、
メロディー・歌詩・アンサンブル・音色、そして鳴らすひと。
素材そのものをとても大切に紡いでいるバンド。
上質で美しいです。とても。


Throwing a Spoon「awakening」

awakening

awakening

気持ちがざわついた時にすごく聴いた。
無になりたい時にも。
ことばは時折、物事に意味を持たせすぎて、
事態をさらにこじれる方向に向かわせてしまうことが儘あるけれど、
・・・それは外に出さない頭の中でも起きることで。
ことばに囚われしまった意識を逃がしたいときに、
とても助けてもらいました。
無意識の意識を開く、とでも言おうか。


FOLKS「NEWTOWN」

NEWTOWN

NEWTOWN

生音と電子音の見事な融合、すっと耳に入ってくるメロディーセンス、
デビューしたてと思えないダイナミックなパフォーマンス、
うたうたいとして恵まれた声、
そして意図してか、自然と生まれたものなのか、
バンド全体が纏っている、
広大でありながら閉塞している、冬のにおいがする、北海道独特の空気感。
すべてが相まって、
ライジング深夜のガレージで、完全に「もっていかれた」のです。
ライブ狂いとして、滅多にないとても幸福な落ち方をしたバンド。


地元から発信すること、選んだ表現の方法、
全員がソングライティングする体制、ツインボーカル等々、
選んだ道は相当茨の道だけれど、
誰も選んでいない道だからこそ、可能性は無限にあると想う。
無限にあるからこそ、自分たちを見失うことがないように。


彼らとの出逢いは今年のとても大きな出来事でした。
これからも見続けていきたい。
出逢うきっかけをくれたアツシさんに感謝。


個人的に、かっち兄にものすごく興味があります(笑)


ストレイテナー「Behind The Scene」

Behind The Scene(初回限定盤)(DVD付)

Behind The Scene(初回限定盤)(DVD付)

濃密だった昨年を経て繋がりを大切に想ってくれていること、
その上で10年分の期待をしなやかに飛び越えてしまう強さと懐の豊かさ。
長年ファンである者が言うのもなんですが、
最強のロックバンドたることを堂々と証明してみせてくれた。
そして、
作品の強さと豊かさ以上に驚いたことは、
4人の存在がものすごく近くで鳴っているように感じたこと。
近すぎて初見は取り乱しましたマジで(苦笑)
あまりにも開けっぴろげで、そのままの4人がそこに鳴っていて。
詩に至っては、あのホリエアツシが!と思わず(笑)口走ってしまうほどに率直で。
まるで、ライブで向き合っているような温度感がそのまま作品になっていて。
結果論ですが、
4人が4人で在ることが、ストレイテナーが強靱で在れる理由なのだろうなと、
わかっていたことを改めて確認したような次第。


何度聴いても胸が踊るし、何度聴いてもくっと心を締め付ける。
10年を経てなお、
素晴らしい作品を生み出してくれていることに心からの敬意と感謝を。
4人のこと、今だもって好きすぎるということは告白しておきます(苦笑)


これからもどうぞよろしく。


bonobos「HYPER FOLK」

HYPER FOLK

HYPER FOLK

bonobosの音。
光、匂い、温度、生活音、味、呼吸、血の巡り、
愛しい人もそうでない人も同じものを感じていること、
人以外の動物も、植物も昆虫もひとと同じように鳴らしているそれらの音、
土のぬくもり、風の流れと色、雨、雪、氷、
無機なるもの、見えずともあるもの、星々の動き。
全部が同時に、存在していること。
それらが全部いっぺんに鳴っているような。
なんといえばよいのか・・・とても言葉にはしづらいのだけれど・・・
意識で気づくというよりは、細胞が反応するような不思議な感覚。


身近でありふれているからこそ見逃してはいけないことを、
彼らはいつでも気づかせてくれる。
今回の作品は、目線が生活の地平と同じ所にあり、
より間近に見るべきものがよく見えるから、自らを振り返ることしきりで。
いつでもこの作品が頭の片隅にあるからか、
ふとした瞬間に、目の前で起きた事象の向こう側まで考えてしまう。
そこで何をするべきか、何を言うべきか。
答えはすぐ出ずとも、ありふれたことと日常を流さず、問うことをやめてはならない。
そんなことを想う。


3人の音はすでに私の生の一部で、何があっても、それは揺らがないだろう。
いつでも一緒に居てくれて、ありがとう。


ていうか、
こんなにすごい作品、もっと売れてもいいと思うんですけども(笑)



はい、
長々とお送りしてしまいました。
個別に書けばよかったなと今更思いましたがもう分割するの面倒なのでこのままにします。
受け取ったものが大きすぎて、なかなか言葉にできなくて、
ずっと聴き続けている中で、見えてくるもの、聴こえてくるものがさらにたくさんあって、
いざ書きだしたらそれらが後からあとから出てきてしまって
益々収拾つかなくなってしまいました(苦笑)


これからにも続いていくであろう、
素晴らしい作品を届けてくださって本当にありがとう。
リスナーとして、素晴らしい作品を聴くに足る姿勢でありたいと思います。
来年も素敵な出逢いがあることを願って。

harikona2014-11-28

書いたが、一度消した。
あまりにも、
エゴイスティックだったから。
でも、
これが偽らざる
気持ちだから、
やはり載せる。


10年か・・・。
いろんなことがありすぎて
手放しで祝えないけれども。

それでも、
あたしらはここまできたんだね。
多分、
君らもあたしらも、
志村のことが、フジファブリックが好きすぎるんだろうなぁ(笑)
なので、どうしても、
志村のうたをうたう聡くんに渋い顔してしまうし、
志村のうたをうたおうとすると、無意識に力が入っちゃうんだろうし、
だからと言って、演らないことにも納得いかないし。

・・・だって、それって、フジファブリック名乗る意味ないもの。
さらには、
3人で生み出したうたに・・・見えないハードルを設けてしまう。
申し訳ない。
完全に、リスナーのエゴだってことも承知だ。
でも、ここは、曲げないで居ることが、
古参として、10年聴き続けている者として、
曲げないことが曲がっているのかもしれないことも含め。
なにせ、あいつ相当曲がってたんでね(笑)
・・・そこを愛してしまっているので。

ずっと小言言い続けると思う。
・・・志村の代わりは誰にも勤まらないし、
志村が不在でもフジファブリックを名乗ることを、3人が決めた時点で、
ならば、
フジファブリック足ることを全うすることを決めたのならば、
受け手側から、真向勝負せねばならんだろうと、想った訳ですよ。

なんだろうね、
どっちがフジファブリック好きか、の勝負みたいな感じかもしれんね(笑)

四季盤と若者。
いずれね、聡くんがうたう日が来るだろうとは・・・ある程度意識はしていたけれども。
・・・まだ、コピーバンドみたいに聴こえた。
でも、いやな感じはしなかったよ。
ここまで5年かかったんだ。
もっと、もっと時間をかけて、うたそのものを愛してゆけばいいんだと想う。
うたう覚悟ができたのならば、
どんどんうたって、
自らであると言えるまで、
繰り返し繰り返し、身体に馴染ませてゆけばいい。

茜は・・・ただ、ありがとうとしか言えないな。
音源すら、滅多に聴けなくなっていたから。
まあ、あいつは、
はずかしいよ〜〜やめてよ〜〜とかいいながら、
すんげー怖い顔しそうだけど(笑)
居なくなったお前さんがいけないのだ(苦笑)

ああ、
久しぶりにうだうだどうにもならないことをほざいてしまった。
でもさ、
やっぱりあたしも、だいすきなんだよ、フジファブリックが。
だいすきすぎて、大事すぎて、
・・・もう失いたくないから、ぎゃあぎゃあいうよ、これからも。
ぶっちゃけたからといって、面倒だろうし迷惑だろうがね(笑)


10周年・・・・・・・・おめでとう。
こんな面倒なファンでよければ、
これからもよろしく。

RSR14 FOLKS


RISING SUN ROCK FES.14
2014.8.16 23:30
def garage


FOLKS


<セットリスト>
Everything is Alone
HOMETOWN STORY
Two young
FOREVER
Good-bye,friends


ストレイテナーのホリエくんが
すきですごい聴いてるって話していたのがとっかかりだったんですが、
(DJやってる時にかけたりもしてて)
アルバム聴いてみたらこれがまあ素晴らしくって。
すっかり気に入っていつの間にか随分聴きこんでたらしい自分。
ライブ中、ちょいちょいうたえてた(笑)


打ち込みと生楽器の絶妙なバランスで緻密に作りこんだ音像が、
はたしてライブでどこまで再現されているのかな、なんて思っていたこと、
完全に甘かったです(苦笑)
美しさと切なさの相俟った電子音が空間いっぱいに広がっていく感覚と、
声と弦とタイコが直接身体に響く感覚の相乗効果。
見事な絡み合い方で、ヤバいくらいに気持ちよかった・・・。


出だしのインストから、
いきなり打楽器連打には驚きましたが(笑)
いかにも幕開け!というような華やかな音づくりで、期待感を煽ってからの、
Everything is Aloneへの流れが素晴らしくってすごい歓声があがっていて。
そんなにライブ数打ってないとのことだったのですが、
オーディエンスの巻き込み方をすでに心得ているような躍動感と、
引っ張り込むだけの力強い演奏。
気づく間もなく、気持ちよく踊ってました。


岩井兄弟のこえ、
天性のうたうたい声の持ち主なのは承知していましたが、
声量も、訴えかけてくる力も、相当なものですね・・・。
聴いていて心地よいのに、ことばがずんずん入ってくる。
蒼い熱の籠った詩がより訴えかけてくるようで。
柔らかなのに芯がはっきりしている郁人くんと
太くて伸びのある豪利くん、
ハモると美しさ倍増・・・。
時折緊張で上ずるのがまたなんともよくって(すいません・笑)


初めて聴いた新曲(HOMETOWN STORY)
なんというか・・・とても強い覚悟を感じました。
大きな海原に乗り出してゆくような爽快さと、
変わってゆくことも変わらないこともどちらも曲げない、
と言いたげな芯の強い感じ。
音源たのしみです。


アレンジがものすごいことになっていたFOREVER。
ブラッシュアップしていくのは大変なことだと思いますが、
これがまためっちゃかっこよくなっていて。
メロディ・・・うたがしっかりしてるから、
曲の輪郭がブレないんでしょうねえ・・・。


うたうたいって、
世の中の仕組みが少し見えちゃってるひとだと認識しています。
でも、それでも、どこかでまだ、ひとを信じられるひとだからこそ、
共感を得られるんだろうな、ともおもいます。
このうたの詩、ものすごいすきです。


最後に入ったギターソロよかったなぁ。
この曲、ベースが肝だと勝手に思ってたんですけど、
めっちゃいいハネ方してて気持ちよかった!


打楽器といえば・・・友曰く「太鼓祭り」(笑)となるGood-bye,friends。
居なくなった者を想いながらも、
歩き続ける詩に相応しいように感じました。たくさんの太鼓の響き。
なんというか、踏み出す1歩の重み、というか。
このうた・・・凄かったです・・・って説明に全然なってませんが(苦笑)
演者と受け手のエネルギィがぎゅっと合わさって一点に向かって昇華されたような、
滅多に起きない瞬間が起こっていましたね・・・。
・・・なぜか泣いてました私。なんの涙かよくわからないのですが、
安い言い方だと、心が震えたってことなんでしょうか。
音に引っ張られてオーディエンスの熱がどんどん上がって、
その熱に導かれるように郁人くんの声が彼方まで伸びていって・・・。
・・・凄まじい高まり方でした・・・。


何より彼らが、ライブをたのしんでいて、
聴いてくれてるのがうれしくってしょうがないって気持ちを全開にしていて、
観ているこちらもうれしくなってしまって。
緊張感は忘れちゃいけないと思うけれど、
それを越えた先の、分かち合う楽しさをもっと体験してほしいなと。


RSRの深夜帯は、夏というより秋に近い気温なので、
冬の匂いが常にする空気を見事に音に纏った彼らには、
とても似合いのタイムテーブルだったなと思う。
ひどく馴染む。



短かったけれど、とてもいい時間だったと思います。


ライブの後、改めて音源を聴いたときに
聴こえてなかった音色や景色が聴こえてきてさらにすきになってゆく、
という幸福なループがたまに起きるのですが、
まさに今そこに陥っています(笑)
ライブ良かった証拠ですねぇ・・・。
初見でここまでやられるとは思いませんでした・・・。


終わりました。繁忙期。
例年よりも、何かとハードルが高かったので、
どうなることかと随分構えて備えていたのですけれども。
無事、大きなトラブルもなく終えることができました。
仕事への愚痴は、あまりここには書きたくないのです。
なんというか、負け犬の遠吠えのようで。
だから、何事もなく終えられたら、少しだけ吐いてもいいかな、と。
まあ、終えてしまえば、どうでもよくなってしまうのですけれど。


さて、旅に出ますよ。やっと。
ありがたいことに、動けなかった約3か月の間に、
地元でいくつかよいライブを観ることができたので、
ちょいちょいガス抜きはできてはいたのですが。
・・・会いたいひとたちに会いに行くことを封じられているのはやはりつらかった。
観たいもののためならどこへでも。
はい、行きます。


ざっくり今後の予定。


6月
13日bonobos @渋谷クアトロ
15日the HIATUSZEPP SAPPORO


28日ストレイテナー×ゲスの極み乙女。恵比寿リキッドルーム
29日フジファブリック×SalyuZEPP DIVERCITY


7月
1日フルアーマー @新代田FEVER


4日versus @札幌
5日スネオヘアー @福島


20日KESEN ROCK FES.14 @種山ヶ原


8月
15〜17日RSR


まあ、バカですよね(笑)


繁忙期はこの2枚で乗り切ったと言っても過言ではない。

HYPER FOLK

HYPER FOLK

Keeper Of The Flame

Keeper Of The Flame

ほっとんどこれしか聴いてなかった。
いやもう、仕事で手いっぱいの脳みそでは追いつけないくらい、
深淵で広大な世界が、ここに、あるのはわかっていたし、
正直こんな余裕がない状態で、こんなに壮大で素晴らしい作品の、
どれだけを聴けていたのかは定かではない。
私は、頭というより身体に入ってしまうくらい聴かないと、
理解が及ばない能無しなので、これは!と感じたものは狂ったように聴く。
少しでも、近づきたいから。
そうやって感じたものを、見えたものの、答え合わせを、ライブで。
つかめていないかも、しれないけれど。


3月の三次で、すでに破格な楽曲たちだということは身をもって感じていたし、
バンドの状態が・・・この5人のバランスがものすごくよいのがうれしくて。
そこに、管弦入っちゃうなんてもう正気保ってられるか心配なくらい。
蔡くんの身体が、ちょっと心配ですけど。


エルレから聴いてますが、細美至上主義ではなく。
ハイエイタスというバンドの、どんどん拡散していく可能性がとても面白くて。
あのパンデモニウムの後、
バンドの大きな比翼であり、
個人的にはイライザからファンであるホリーが居なくなった状態を、
初めてライブで観るので・・・かなりドキドキしています。が。
音源から推しはかるに、何の問題もなさそうですけれど。


去年は10周年テナー祭りでありまして、
どんだけ会いに行くねんってくらい(苦笑)どこへでも行っておりましたが、
今年はきっと、お互い蓄積と経験値を稼ぐ年なのだろうと。
RSRまで機会がないかと思いきや。
まさかのトウキョー滞在時に対バンとは。行かざるを得まい。
チケの販売形態からしてかなりなアウェイですが、
今年初のテナー、悪いが全力でつっこみます(笑)
SMIの躁加減からして、のっかるべきだろう。
まあ、気づけば八重歯のボーカルの追っかけみたくなっちまってますけども(苦笑)
9月のガマも行く予定(笑)


今年はうちのバンドの10周年。
なんだか諸々おもしろくない感じで進行しておりますが。
攻めの意味はき違えてねえか?とは思いつつ。
これねえ、みたいけどみたくないの。

どっちも居たし。記憶鮮明だし。
11月の武道館は行く予定。


スネオさんのひっさしぶりのバンドでのツアー。
なんだか日程が近場では合わなかったことも含め、
ずっと行きたいと思っていた福島へ、行くことにいたしました。
本望です。

償うとか赦すとか
結構もうどうでもよくなっている
生きていても
死んでしまっても
近くとも
遠くとも
会おうと会わなくとも
知ろうと知らずとも


なんだかんだで
個では居られないんだなって


ちゃんと立ってりゃ
それで


不意に

執着がないのか、
はたまた、
強すぎる執着心であるが故に、
結果を恐れて予防線を張っているのか。


どちらにせよ、
関わりを深く持つのは、あまり気の進むことではない。


泥濘のような闇は、常にすぐ傍に在り、
関わったモノをも、巻き込むだろう。


距離が、必要なのだ。
精神的なことであったり、物理的なものであったり。
何事にも。

10年。

秋盤から始まって、10年聴き続けているのだな・・・。
もう本当に、いろんなことが起こり過ぎて、
時間を、記憶を重ねたという・・・感慨があまりない。
正直に言ってしまえば、
ここ5年はひとつながりの只中で、
まるでそこから動いていないような気すらしてしまう。


私は志村が作ったうたが大好きで、
好きっていうより、
こんなへんてこりんでかっこいいうたうたえるのあいつしかいなくて。
それだけじゃなくて・・・なんというか、
結構さらっと心をひっかいていくというか(苦笑)
ライブが緊張感に満ち溢れたまま終わったことも1度や2度じゃなかったし(笑)
もう、なんなんだよ?!って言いたくなることもいっぱいあったし。
それでも、観たい、聴きたい、と思わせる何かがあいつにはあって。
ちょっとずるいなーとも思ったり。
・・・こういうこと書くと、ニヤニヤ笑ってる顔が浮かぶ(笑)

そのへんてこりんでかっこいいうたを
さらにへんてこりんにかっこよくして鳴らせるのは
先生と総くんと加藤さんしかいなくて。
まあ、なんというか、負けず劣らずどうかしてるひとたちですし(笑)
もうホント、このバンド最強だと。


総くんがうたいだして、詩曲を3人合作で作るようになって。
率直に言うと・・・悪くない、んだけど・・・なあ・・・ってしか言えないんだ。
今のフジファブリックには。
まだまだ手探りしてるのに、
なんだかアウトプットの規模が大きくなっていることにも、違和感があるし。
・・・ただ単に、私個人の気持ちの問題なのかもしれないけれど。


人は前を向いて歩いていかなければならない、
訳ではない。
後ろを向こうが、下を見ようが、天を仰ごうが、立ち止まろうが、
時間は未来へ向かって流れてゆく。
人はそれには逆らえない。
良くも悪くも、進まざるを得ない。

鳴らし続けること、
そうしてそれを聴き続けること。

全部、抱えたまま、
転がってゆくしかないのだなと思う。


10年一緒に歩いてきた。
節目というには手ごたえがないけれど、
多分私たちは、こうやって、あがいてもがいて、戦っていくしかないんだ。
それでいいんじゃないだろうか。

出会えたことと、ここまで一緒にこれたことには、
一片たりとも後悔はない。
これからも、歩いてゆこう。